【株式会社MIJ labo様】肉質判定AIの伴走開発

お客様のソフトウェア内で利用する肉質判定AIを伴走型開発
AIの精度を30%向上させ、自信を持ってサービス提供できる状態へ

当社、LeapWellはAIの受託開発を行っており、お客様の課題解決と業界理解に力を入れ、社会価値を生み出すプロジェクトを推進しています。今回、株式会社MIJ labo様と肉質判定AIの開発プロジェクトに取り組みました。

自社サービスのAI導入や現状の精度に課題を感じている方は、ぜひご一読いただければ幸いです。

プロジェクト概要

自社サービスの「肉質判定AI」の精度が十分でなく、自信を持って自社サービス内に組み込めないという課題を抱えておりました。

そこで、弊社は「肉質判定のAI精度を向上させ、デバイス上でリアルタイムに予測できるAIモデルを構築すること」を目的とした3ヶ月間のプロジェクトを発足しました。

結果、AIの精度を30%向上させることに成功し、お客様が自信を持って自社サービス内に肉質判定AIを組み込むことができるようになりました。エンドユーザーの満足度が向上し、精度向上に関して高い評価をいただくことができました。

※肉質に大きく影響する「ロース芯」の特定、および「ロース芯」の霜降り量などから肉質をAIが判定。

成功理由(実際のプロセス)

弊社は畜産市場について理解がなかったため、ゼロから畜産市場について学び、週に2回お客様と打ち合わせをさせていただき密接に連携しながらプロジェクトを進めました。

プロジェクトでは、以下のような難易度の高い課題に取り組みました。

  1. 正解データにノイズが含まれていること
  2. リアルタイムに返す速度が求められたこと
  3. エンドユーザーごとにデータのばらつきが大きいこと

上記の課題に対応するため、前処理・後処理での工夫や学習時の水増しの利用などプロセスで工夫を行いました。
また、週に2回お客様からのフィードバックを随時取り入れ、問題点や改善策を優先順位をご提示して検討し、アジャイル型でプロジェクトを推進しました。

お客様の声

当社は伴走型の開発を理念とし、お客様の課題に真摯に取り組む姿勢を持ち続けています。今回のプロジェクトでも、畜産業界について十分に理解し、お客様と密接に連携して課題解決に取り組みました。その結果、お客様から以下のような反響をいただくことができました。

  1. 畜産についてポイントを押さえて十分に理解されていて素晴らしい
  2. 課題感を自ら提案し、解決策を相談した上で実装までしてくれた
  3. 開発だけでなく、もっと深く経営についてもパートナーとして関わって欲しい

今後の展望

今後は精度の監視や再学習の仕組み、実験管理やバージョン管理などMLOps分野での取り組みをしていきます。
引き続き弊社と株式会社MIJ labo様と連携を深め、畜産業界全体の課題解決を目指します。

LeapWellはお客様課題に全力で向き合い、課題解決に向けて伴奏していきます。今回のプロジェクトでは、株式会社MIJ labo様と共に肉質判定AIの精度向上に成功し、お客様と業界の課題解決に貢献できました。これからも、お客様のニーズに合わせた技術開発を行い、業界課題の解決に取り組んで参ります。